31-JUL-1997

変な夢を見た。

数人の仲間と居た。船に乗らなければいけないのだが、肝心の船がいつまでも来ない。いや、船は来ているような気がするが、ここからは乗れそうもない。誰からともなく、「船を探しに行くぞ」、ということになって外へ出た。

そこはテーマパークも顔負けのきらびやかな公園で、しかし我々は色気のないコンクリートの塀で囲まれた通路の中だった。「あっちだ」と指差す方向には、カラフルな帆のゆれるマストが見えている。(私の夢は色が着いていたらしい。)そちらへ向かって駆け出した。と、いきなりそこは人間RPGワールドだ。

私たちを見つけて無数の小さな敵が悲鳴に似た喚声を上げながら走り寄ってくる。「急げ。前の塀によじ登れ。」私は先頭を切っていた。駆け寄る敵(ドラクエのオオガラスに似ている)を、剣でバッサ、バッサと薙ぎ払い、塀に取り付いた。しかしその塀は背の高さほどもある。ゲームのように簡単に登れるわけではない。「急がないと食い殺されるぞ!」やっとの思いでよじ登った塀の左右からも、また敵が来る。「飛び降りるか」と、前方を眺めれば、そこには広大に広がる平地に砂を撒いたような数の敵が我々を待っているのだった。「だめだ。ここは後退だ。HPがもたない!」と叫んだ私は心の中で、(ああ、RPGで死にそうなキャラクターはこんな気持ちだったのか)と感じていた。

船に乗れなかった我々は研究所で研究を続けなければならない。しかし、上からの妨害で、研究設備が整わない。研究のできない我々の仕事は、毎日、屋外の駐車場で、不良学生の乱闘跡の血痕を掃除することである。血痕はまったく駐車場のそこかしこに散っているのだ。端からモップで洗剤をぶちまけ、こすり落としていく。いったいなぜ我々がこんなことをせねばならないのだ。「こんなことではいけない!研究設備を送ってくれるようメイルをしよう」しかし、彼がメイルした内容は...

「掃除に使う洗剤に含まれている甘い成分はなんですか?」

End of The Dream.

Chie Inada <chie@inada.com>